被災地の子どもたちに笑顔を

日産スマイルサポート基金

特定非営利活動法人ココネット・マム

子どもが主体「げんKIDSクラブ」
活動地域福島県郡山市

特定非営利活動法人ココネット・マム

目的

・子ども自身が自分の好きな事やってみたい事を自分で考え、周りとコミュニケーションをとりながら主体的に活動し、失敗も含めた様々な体験をする。
・学校や学年の違う仲間との交流を図る。
・子ども達が家庭的な雰囲気で過ごしつつ、より多くの大人、職業人と関わり、家族以外の大人にも認められながら一人ひとりの将来や希望が膨らむような体験ができる。
・地域の方へも関心をもってもらえる工夫をし、地域とのつながりを作る。
・スタッフの資質をあげる。

実施概要

東日本大震災後、特に福島県は原発事故の影響で戸外へ出ることが制限され、保護者の不安や自身の余裕のなさから子ども達の年齢に適した遊びや関わりを十分に与えてあげることができない期間が長かった。その影響は今でもあり、衣食住は充分に満たされ、たくさんのものを買い与えられ、習い事も小さい時からたくさん通っている子ども達が、学童保育では友達とうまく関われない、何をして遊んでいいか決められない、誰かが何かしてくれるのを待っているなど、コミュニケーション力が弱く、自分の思いや意思を表現できない子どもが多くなってきているように思われる。「誰とでも、どんなところでも生きていける」力をつけてほしいという思いと「子どもの自主性を育みたい」という思いから2019年の活動をさらに発展させた事業を行いたいと考えている。

・ワークショップ(3回/年)
① 子どもワークショップ(イベント企画) 月1~2回
② 体験活動 月4~5回
③ イベント ココネットまつり(成果発表の場としてのイベント) 年3回
④ イベント終了後の子どものワークショップ(よかったところ・改善点・次回について)
⑤ 保護者へのアンケート

・スタッフの資質向上のためのワークショップや研修

代表者
首藤 亜希子(代表理事)
所在地
福島県郡山市
HP
http://www.coconetmamu.net/

活動してみて

コロナ禍でも感染対策を取りながら「げんKIDSまつり」を3回開催、延べ180名の方に参加していただけました。子ども達が考えた企画の中には感染対策を考慮し実施できないものもありましたが、工夫をこらし取り組み、みなさんに満足してもらえるイベントとなりました。またワークショップや活動を通じ、約束事を守る・他人の意見に耳を傾けるなど子ども達の変化・成長もみることができました。
外部講師依頼のスタッフ研修では、隔たりのない子どもへの対応やレクリエーションの役割・関わり方など、スタッフの共通理解が持て、今後の課題も見つかり充実したものとなりました。
コロナ禍での活動で「できなくなったこと」もありましたが、リモートによる音楽教室やコロナ対策のワークショップなど発想を変えることで新たな道が開けることを子どももスタッフも感じることができ、今「できない」「やりたい」エネルギーを2021年の活動で生かしていけるような企画を立てていきたいです。

Page Top